なぜ変えないといけないのか
漏洩データに出てくるパスワードは、攻撃者が「よく使われるパスワードのリスト」として使います。いろいろなサービスのログイン画面に、メールアドレスとこのリストの組み合わせを機械で次々に試します(パスワードリスト攻撃)。
なので、あなたのアカウントから漏れたのではなくても、同じパスワードを使っていれば入られる可能性があります。
変える順番
全部を一度に変えるのは大変なので、入られたときの被害が大きいものから変えます。
- メールアカウント(Gmail、iCloud、Yahoo!メールなど)。ほかのサービスの「パスワードを忘れた」はメールに届くので、ここを取られると全部取られます。
- お金に関わるもの(銀行、カード、証券、PayPayなどの決済、Amazonなどの通販)
- Apple Account / Google アカウント(スマホの中身や写真、バックアップにつながっています)
- LINE、SNS(乗っ取られると、友だちに詐欺のメッセージを送られます)
- それ以外
新しいパスワードは、サービスごとに別のものにします。覚えておく必要はありません。iPhoneなら「パスワード」アプリ、Androidなら Google パスワード マネージャーが、作るのも覚えるのもやってくれます。
2段階認証をオンにする
パスワードが知られても、ログインのときにスマホに届く確認がないと入れないようにする設定です。メールとお金に関わるサービスだけでも、オンにしておくと被害をかなり防げます。
ログイン履歴を確かめる
すでに入られていないかは、ログイン中の端末の一覧で確かめられます。知らない端末や場所があれば、そこからログアウトさせて、パスワードを変えます。
見つからなかった場合も
「見つからなかった」は安全という意味ではありません。まだ公開されていない漏洩もあります。同じパスワードをいくつものサービスで使っているなら、上の順番で変えておくのがいちばんの対策です。